死神に取り憑かれた何か

寸鉄殺人

些細な言葉ひとつで人は死んだりする。それはそこにある棘が原因だ。その殺人が加害者の意図的なものならば、加害者はその棘を見ることが出来る。被害者は棘が刺さってから漸く気づくのである。

しかし、'加害者が無自覚'の棘の場合、被害者もそれが刺さってから気づくので、相手に'ここに刺さっている棘の存在'を教えてあげることしか、相手に気づいてもらう方法がない。

まあ、相手に教えてあげることが出来た頃には、既に棘が刺さってしまっている状況なのだけれど。言葉の棘は、刺さってから しか分からない。どっち道、棘は刺さるのだ。